求職者のかたへ
弊社にお越しいただく相談者様は、仕事で関わった方の元同僚や元部下、友人や知人、身内で構成されています。毎月70~80名がメンバーたちの口コミでアナログに集まっています。
しかし、弊社では、相談者様全員の転職サポートを行っているわけではありません。実際にヒアリングを行った相談者様のうちの大多数は相談レベルで止まっています。
相談者様の大半は、初回面談時から転職の意志を固めているのではなく、「これから転職を始めたい」「なんとなく転職を考えている」という、いわゆる潜在層です。
それゆえ、転職を迷っている方や、何となく先行きに不安を感じている方に対してのカウンセリングがメインとなっております(もちろん、すぐに転職の必要性がある方も来られます)。
私たちは、自分たちの利益のために、無理やり相談者様に転職を勧めることは絶対にありません。
面と向き合って相談者様と話し合った結果、他のエージェントに登録したり、他の案件を受けたり、他の内定を選択したりすることに反対はしませんし、むしろこちらから転職以外の道を勧めることさえあります。
相談者様にとってベストなジャッジを下すために、徹底したヒアリングを行っていることから、「手間がかかる」と感じる人がいても不思議ではありません。
しかし、私たちはこのヒアリングスタイルを徹底してこそ、相談者様に最適な選択肢の提案が可能になると考えており、無駄な転職をひとつでも減らすことができると考えております。
一方、利益に直結しないことも多く、ビジネスというよりも、むしろライフワークに近い取り組みかもしれません。
それでも、私たちはメンバーの大切な知人・友人が信頼して相談できる存在でありたいと願っています。なんとなく転職が頭によぎっている人も、「絶対に転職先を決めなければ」と意気込むことなく、お気軽にご相談いただければと思います。
ヒアリングスタイル
相談に訪れる人の80%を占める20~30代の方に対しては、以下の内容の詰めを行っております。
- 今の仕事を通して言われている「ありがとう」。(仕事に対する評価)
- これから先も同じ「ありがとう」を言われたいか?(仕事での実績・経験)
- それとも違った「ありがとう」を言われたいか?(これから先に想定しているキャリア・経験)
そこに転職のヒントがあります。
この問いに対する回答を明確にするために、ヒアリングでは
- A:JOBでできること
- B:C(目的・深掘・追求したいこと)になるためにAだけでは不足していること
- C:目的・深掘・追求したいこと
を書き込めるシートをご用意しています。
AとBを掛け合わせることで、Cが生まれます。
今後の進路を考えるためには、このシートが必要不可欠です。
そのうえで、転職候補者としてサポート対象となる人は、以下のトライアングルが話し合いのうえで成立するかたちになります。
私たちのヒアリングは、このピラミッドのようなイメージで考えております。本格的に転職を考える際には、現在の職務経歴書をもとにキャリアの棚卸を行い理想の自分になるために必要な経験値を考えていきます。
このピラミッドにある1)と2)の2つの要素がシンプルに成立する人のみが、企業紹介の対象者となります。
転職のきっかけは人それぞれですが、「年収が安い」「給料が上がらない」「残業代が出ない」「人間観関係が悪い」といった考えはあくまできっかけであり、本当の転職の理由ではありません。
そもそも上記に付随する転職理由を言語化できなければ、次の職場で頑張る理由は生まれないと捉えています。
そのため、初回のヒアリング段階では、この「理由」についてしっかりとお話しをさせていただきたいと考えております。
ただし、このヒアリングシートやピラミッドの概念については、
- 年齢35歳以上の相談者の方
- 現職がミドル・エグゼクティブクラスの方
は対象外となります。
このふたつに該当する方は、上記の方程式ありきではなく、別目線での異なる対応をさせていただいております。
紹介先の直接顧客は1,300以上
ヒアリングの結果、「転職が望ましい」と判断した相談者様に対しては、弊社の直接顧客である1,300社の企業のなかから最適と思える企業を紹介させていただいております。