弊社の面談スタンス
弊社にお越しいただく相談者様は、今まで弊社メンバーが仕事で関わった方の元同僚や元部下、友人や知人、身内で構成されています。その中でも一番多いのは「前に転職支援をした方からのご紹介」になり、毎月200~300名が口コミ、ご紹介でご相談に来られます。
しかし、弊社では、相談者様全員の転職サポートを行っているわけではありません。実際にヒアリングを行った相談者様のうちの大多数は相談レベルで止まっています。(言い換えますと、現職での宿題をお渡ししてお帰りいただく、転職における情報交換のみ、仕事よりもプライベートのご相談など)

の特に黄色エリアの方々、つまり「まだまだ転職潜在層」の方、もしくは他エージェントを使ったんだけど、うまく自分のことを理解してもらえないという方が多くお越しになられます。
大前提として私たちは、自分たちの利益のために、無理やり相談者様に転職を勧めることは絶対にありません。面と向き合って相談者様と話し合った結果、他のエージェントに登録したり、他の案件を受けたり、他の内定を選択したりすることに反対はしませんし、むしろこちらから他案件や、転職以外の道を勧めることさえあります。
相談者様にとってベストなジャッジを下してもらうために、徹底したヒアリングを行っていることから、「手間がかかる」と感じる方がいても不思議ではありません。しかし、私たちはこのヒアリングスタイルを徹底してこそ、相談者様に最適な選択肢の提案が可能になると考えており、無駄な転職をひとつでも減らすことができると考えております。
一方、利益に直結しないことも多く、ビジネスというよりも、むしろライフワークに近い取り組みかもしれません。それでも、私たちは大切な知人・友人がご紹介でご相談に来られる以上、信頼して相談できる存在でありたいと強く願っています。なんとなく転職が頭によぎっている人も、「絶対に転職先を決めなければ」と意気込むことなく、お気軽にご相談いただければと思います。
ヒアリングイメージ
相談に訪れる方の80%を占める20~30代の方に対しては、以下の内容のヒアリング、棚卸を行っております。
ここに転職のヒントがあります。
この問いに対する回答を明確にするために、ヒアリングでは
A:JOBでできること
B:C(目的・深掘・追求したいこと)になるためにAだけでは不足していること
C:目的・深掘・追求したいこと
を書き込めるシートをご用意しています。

AとBを掛け合わせることで、Cが生まれます。
さらには上図下段にある「Negative Point」が非常に重要で、「どういう環境だったら働きたくないか?」についても言語化し、その上で上図の方程式を一緒に考えていきます。
ここまでの内容を図にしますと以下のトライアングルになります。

ここまでの内容を通して、本格的に転職を考える際には、現在の職務経歴書をもとにキャリアの棚卸を行い、理想の自分になるために必要な経験値を一緒に考えていきます。(このピラミッドにある【1】と【2】の2つの要素がシンプルに成立する求人ポジションが実際に受けるべき求人ポジションになりまして、裏返すとそれが「志望動機」にも繋がります)
転職理由とキッカケは別
転職のきっかけは人それぞれですが、「年収が安い」「給料が上がらない」「残業代が出ない」「人間観関係が悪い」といった考えはあくまでもキッカケであり、本当の転職理由ではありません。そもそも上記に付随する転職理由を言語化できなければ、「次の職場で頑張る理由は生まれない=志望動機はない」と捉えています。
この考えを前提とし、初回面談時では、これらの会話、ディスカッション、相談から入らせていただき、具体的な求人票は以降でのご案内としているケースが90%以上となります。
主な紹介先一例
・基本契約社数:約1300社(2025年4月)
・1都3県が全体の80%(次いで大阪、名古屋、福岡などの主要都市)
・企業規模は中堅~大企業、上場企業が全体の70~80%
・主にご依頼いただく背景としては「他紹介会社から適した人材が挙がってこないため、ボイエンシーから紹介してほしい」という依頼のケース
・担当コンサルタントによりますが、概ね経営陣、人事部長、採用Mgrなどと直接お付き合いしております
・紹介先業界としてはIT/Web、商社、メーカー、物流、コンサル、不動産・住宅、流通、広告関連などがメインになります
※具体的な社名は紹介先企業様との基本契約書上、こちらでの公表は控えさせてください
【例外】
このヒアリングシートやピラミッドの概念については、
・年齢35歳以上の相談者の方
・現職がミドル・エグゼクティブクラスの方
は対象外となります。
「これまでのご経歴の棚卸」「出来ること」「現実的なこと」を前提に終始会話をさせていただいております。