お問い合わせ

代表取締役メッセージ

代表取締役メッセージ

無駄な転職を1つでもなくす

私が人材ビジネスに携わるようになってから、早いもので24年目を迎えました。(2025年4月時点)

新卒時から今に至るまで、東京および1都3県や私の出身地である新潟などの郊外を中心とした、さまざまな転職のビフォー・アフターを見てきましたが、「無駄な転職」というものはどこに行ってもあるように感じます。

ただ「無駄な転職」って、そもそも何だろう?当たり前ですが、この定義は人によって異なります。

弊社としては「わざわざ、する必要がなかった転職」であると捉えています。

現在、全国には2万事業所を超える人材紹介会社が存在します。
その中には、求職者のことを熟知しないまま転職を斡旋してしまうケースもあると聞きます。

これは採用後のミスマッチを招く1要因となります。
事実、転職したものの自分には合わず、早期離職を選んで負のスパイラルに陥ってしまった転職事例を毎月のように耳にします。

これを「無駄な転職」と言うほかにはありません。

このような転職活動におけるミスマッチをひとつでも減らすべく、無理やり転職をさせないという考えの下、相談者様に正面から向き合うよう心掛けております。

「知人を紹介いただくことに強みを持つ人材紹介・転職支援会社」として、「転職活動を前提としない面談」でお話しをお聞きし、本当に転職が必要だと判断した相談者様に対してのみ転職支援をするのが、弊社の考え方です。
そのため、相談者様に対しては、無理な転職への誘導は一切行っておりません。

「他の転職エージェントにもぜひ登録してください」「内定が出ても断っていただいて構いません」といったスタンスになりまして、転職ありきのカウンセリングは行っておりません。

こう聞くと冷たく感じる人もいるかもしれませんが、決して突き放しているわけではなく、メンバーの知人や、元転職相談者の方からのご紹介で来られる相談者様がかなり多く来られる以上、話を深く掘り下げながら誠心誠意をもって対応するよう心掛けております。

人によって好みが分かれるカウンセリングであることは承知していますが、この方式を取ることで相談者様を熟知でき、紹介先企業にとっても本当に必要と思える方とのマッチングが可能になると私たちは信じているためです。

現に弊社の書類選考通過率は、(人にもよりますが)高い数字を記録できております。
反対に、企業様へ求職者を紹介する際にも、弊社は「過剰なまでの交渉(とにかく会って、など)」は致しません。

なぜなら、企業様/求職者様双方にとってのゴールは「採用・入社」ではなく、「入社して価値を生み出す人材と共に働き、マーケットで価値を共に創造する」ことにあると考えるためです。
そのため、企業様が定める最低限の採用基準を尊重したうえで、求職者様を紹介するようにしています。
※詳しい面談スタンスなどはコチラをご参照ください

尊重し合える仲間との共創

弊社メンバーは、元シェフや旅人、塾講師、パーソナルトレーナー、研修講師、事業開発出身者など様々です。

多種多様な人材が集まれば、当然のことながら価値観や働き方も多様化します。新しい相談者様からのご相談に、ひとつひとつじっくりと時間をかけて士気高く取り組むメンバーもいれば、限られた時間を有効活用して働くメンバーもおります。

ここで大切なのは、「何が正しいか」ではなく、「お互いの考えを尊重する」ことだと私は考えています。

価値観は違えども、「無駄な転職を1つでもなくす」という理念のもとに集まったメンバー同士が互いを尊重しながら、関係者にとっての「未来の仕事を創る」ことができれば、と願っています。

最低限のコンプライアンスだけは徹底しつつ、各個人の考え方や価値観の「尊重」は、弊社が掲げるポリシーであります。

多様化した働き方ができる社会の創造

弊社では、本当に多様化した働き方ができる社会の創造を目指し、自己責任と尊重の分別のつく仲間との共創に取り組んでいます。

「人材紹介=正社員」のイメージは根強くありますが、既に今の転職マーケットにおいて、大手人材エージェントと一部の特化型エージェントのみでしか生き残れないと私自身が考えています。

実際に、求職者に対して紹介する仕事は、正社員求人とは限りません。

ヒアリングの結果、その人にとって最適であると判断したアルバイトやパート、派遣を勧めることもありますし、弊社が保有する求人に向かないと感じた求職者には、他の転職エージェントの利用や「現職に留まるように」と、アドバイスすることもあるほどです。

ときには、起業を勧めることさえあります。未来で必要とされる仕事は、決して今存在するものだけではなく、顕在化していない仕事があってもおかしくありません。

弊社では、起業に向いていると判断した相談者には、「未来の仕事」に対するアドバイス、起業の仕方などもさせていただいております。

また、相談者様だけではなく、弊社のメンバー達も弊社の枠を超えて、自ら起業し「未来の仕事」を自分で創り出してもらいたいと考えています。

人材紹介事業は良くも悪くも、全業種/全職種の方々と関われる仕事になり、接点づくりには最適な仕事になります。

弊社をステップアップ、踏み台の場所と捉え、看板を借りながら多様化した働き方を実現できるメンバーを一人でも輩出できれば、こんなにうれしいことはありません。

代表取締役 金子 雅俊